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一心寺の納骨堂は、遺骨でつくられた仏様が立ち並ぶ姿が特徴的です。10年に1度、納骨された大勢の遺骨を粉末化し、一体の骨仏(こつぼとけ)を造立する形で故人を供養。亡くなった親族が仏に姿を変えて鎮座し、多くの人から参拝してもらう様子を見るのは感慨深く感じるでしょう。
宗教・宗派を問わずに受け入れてくれる寛容さもあり、年間に納骨に訪れる人の数は15,000人以上。最初の骨仏が完成した1945年から130年以上、200万人を超える故人を供養しています。2005年には無形民俗文化財にも指定されました。
一心寺の納骨料金は骨の大きさにもよりますが、1~3万円程度。追加費用もかからないため、戦前から「お金がない人の駆けこみ寺」の役割を担っていたとか。一体の骨仏には約15万人の骨が利用されており、通常よりも省スペースで管理できるためこれだけの低価格を実現しています。
納骨自体は簡単。用意するのは遺骨と火災許可証、数珠だけです。申し込み→焼香→納骨の順で進んでいき、混雑していなければ1時間程度で完了します。受付は9:00~16:00と、長めに設定されているため時間を気にせず利用できるでしょう。
一心寺は3路線が通る「天王寺駅」から徒歩15分。谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘」、近鉄線「阿部野橋駅」からも20分圏内でアクセスできるため定期的な参拝の際も負担がありません。専用駐車場は2012年から閉鎖になってしまったので、公共交通機関の利用をおすすめします。
所在地 | 大阪府大阪市天王寺区逢阪2-8-69 |
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電話番号 | 06-6771-0444 |
参拝時間 | 5:00~18:00 |
駐車場の有無 | 無 |
時代に即した納骨が
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